「・・・殺す」 物凄い殺気で私達の目の前に現れたのは、桐谷廉だった。 「あ゛・・?良い所邪魔すんじゃねー・・・よ!?」 後ろを振り返るチャラ男達は桐谷廉を見て目を見開いた。 そりゃ驚くだろう、天下の桐谷廉様が今にも殺しそうな目で睨んでいるのだから。 「ひぃぃ!!廉さん!!すいません!!」 私を触っていた手を止めて、青ざめた顔で男達は桐谷廉に何度も土下座した。 こんなに謝ってるし流石に許しちゃうよね・・? 私が思っていたより桐谷廉という男は甘くはなかった。