「君さ~ちょび~っとマスク外して見てくんない~?」
酒臭くないのに酔ったような話し方をしている。
マスクにちょびっと外すとかないよね。
取り敢えず、逆らったら怖いので素直に従った。
マスクを顎の所まで降ろした。
「うわ~おっ!!やっぱり思った通り君滅茶苦茶可愛いね~!!!」
こいつらは私をおちょくってるんですか?
小さい頃から゛可愛い~゛とか言われたりはするけど実際お兄ちゃんの妹だからだし、お兄ちゃんに好かれようと妹の私にお世辞言って気に入られようとしてるだけなんだ。
きっとこの男共は、私を利用しようとしてるだけなんだよ。
「ねえ、俺達共遊ぼうよ~!!さっき君、ラブホから出てきたってことはイイコトしてたんでしょ~?」
うわっ、勘違いしてるし。
やっぱりこいつらは只の体目当て野郎だった・・。



