今日くらいお兄ちゃんに甘えてもいいかな? 「う゛っ・・うわあああん」 大きな声で私は泣き声を挙げてお兄ちゃんの胸に抱きついた。 優しいお兄ちゃんはぎゅっと抱き締めてくれて、私はその胸の中でお母さんとお父さんに届くくらい大きな声を出して泣いた。 ねえ、お父さん。 私を大きな胸で抱き締めてよ。 ねえ、お母さん。 優しい言葉で私を慰めてよ。 私はいつの間にか泣きつかれてお兄ちゃんの胸の中で眠りについていた。