「やっと来たぜ!」 「まぢ、おっせえー」 私が体育館に入ると、こっちは被害者だっていうのに生徒達は全力で愚痴愚痴言って一気にいつものうるささになった。 「黙れ。」 そんな、大きい声じゃないのに金髪野郎がこう言った瞬間、体育館は始めの静けさに戻った。 金髪め、長い足組んで何処から持ってきたのか高級なソファに堂々と座って、遠くから私を見据えている。