「はい。これでいい?」 「おー、ありがとう。」 その時、杏がコーヒーを持って帰ってきた。 僕は思わず手を目にやって、涙を拭った。 「コウに何か変なこと言わなかった?」 「何も。ねぇ、コウくん?」 「本当に?コウ?」 僕は、杏の目を見て、ニコッと笑い、頷くことしかできなかった。