私の子猫くん

「杏、買い物に行こうよ。今日は僕もご飯作るお手伝いするから。」





「……うん!」







……それから僕たちは手を繋いで、街を再び歩き出した。







……僕は早くもっとちゃんとした人間にならなくちゃいけない。







杏に追いつかなくちゃいけない。







とても幸せなのに、何だか追い込まれていくようだった。