カーテンから、差し込む朝日で目が覚めた。





隣には、コウが私を抱きしめて眠っている。






こんなに、幸せなんだ。







もう大丈夫。







「コウ、起きて。」






「ふにゃ……」






まだまだ猫っぽいところもあるけれど、私には段々男っぽくなってきたように思えて、ドキドキする。






「もう朝だよ。」






「……ふわぁ。おはよ~。」






「おはよう。眠たそうだね。」





私はそう言いながらコウの頭を撫でた。