Helloween



「…図星か。」


―ふーん…。


「じゃ、あげなくて正解だな?これ、ちょっと甘すぎ。世界中探しても俺ぐらいしか食えねーよ。」

…そんなわけない。
材料はすべて分量通りにいれた。私も試食したけど、甘すぎ、なんてのはあり得ない。


「…それ、慰めてる?」

「まさか。」


なんとなくだけど、
悪魔である彼の優しさが少しだけ垣間見えた気がする。

ただの、同情かもしれないけど


「ま、それなりにうまかったし?なんか1つだけ願い事叶えてやるよ。俺にできる範囲で。」

プリンの最後の一口を頬張ると彼はスプーンをくわえたままそう言った。
「願い事…?例えば?どんなことならできるの?」