Helloween


「trick or treat。意味わかる?菓子くれっつってんの。」

特になんの反応もせず、飄々とお菓子をせがむその少年に、正直、頭がついていっていないのは言うまでもない。


「な…だ、誰なの?」


「は?人に聞くなら先に名乗れよ。お前、名前は?」

「ま…麻弥。」

全然意味がわからないまま、偉そうな態度にムカつきながらも、とりあえず聞かれたから名乗ってみる

「あっそ。俺は悪魔だ。名前は…ルーク。ハロウィンだから人間界に来たんだよ。」


これは、夢なのか。現実なのか

もしかしたら自分は寝ぼけているのかもしれない。と今の状況を理解しようとするが
やっぱりわからない。

もし本当に悪魔だというのなら私を不幸にしに来たのか?