「あ、俺そろそろ帰らないと。」
そろそろ泣き止んだ私に彼はそう告げる
何だかんだで、1時間ほどずっとそばにいてくれた。
時計は11時45分を指している
「もう、ハロウィンが終わる。」
私の頭に
最後にポンと手をのせる
「じゃあな麻弥。もっと良い男見つけろよ?」
笑って、窓からでようとする彼の服の裾をつかむ
「ねぇ、待って、願い事思い付いた。」
「…今?」
「来年も、また来て。今度はちゃんと甘すぎないプリンつくって待ってるから。約束ね。」
「…お、俺の気分次第だ。」
次また会ったときは
ちゃんと素敵な人に出会えてるはずだから。
その時はまた願い事叶えてもらうよ。
月夜に飛んでいく彼の影を見えなくなるまで見送った。
また来年まで、さようなら。
優しい悪魔さん。



