「こ、ここが・・・。」

私はごくっと喉をならした。

そびえ立つでっかい門。白銀に輝く校舎。

生徒玄関へと入っていく、おぼっちゃま&

お嬢様・・・。私はどうやら来てはいけない

所に来てしまったようだ・・・。

私の体からは庶民のオ~ラと、変な汗が噴き

出していた。しばらく、校門とのにらめっこ

が続き、ようやく私は重い足取りで歩き出した。

「凛聖学園・・・。今日からここで・・・。」

説明しようっ!凛聖学園とは、日本を代表する

超セレブ校で、数々の財閥のおぼっちゃま

やら、お嬢様がもうわんさか、わんさか

通っている超超超ちょ~うエリート学園!!

そんなところに、何故ゆえに私が通うこと

になったかというと・・・。

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 それは、5ヶ月前のこと・・・。

  ♪ピン、ポン、パン、ポ~ン♪

「生徒の呼び出しをします。3年B組 野崎

林檎さん、至急、校長室へ。」

  ♪ピン、ポン、パン、ポ~ン♪

・・・What?・・・。あたし、なんか

悪いことしたかな・・・?

ってめっちゃドキドキしながら校長室に

行って見ると・・・。

「・・・。野崎君・・・。」

「は、はい・・・。」

ぎゃ~~、何この雰囲気・・・。絶対怒ら

れる~((泣

「君の進学校のことなんだが・・・。」

・・・。ゴクッッ・・・。

「凛聖学園に決定した。」

・・・ん?凛聖学園って・・・

えええええええええええええええええ

えええええええええええええっっ!!

「ええええっ!あの、凛聖学園ですかっ?

!」

「ああ、勝手に決めてしまって申し訳ない

な。」

「申し訳ないもなにも、私なんかが行く学

校ではありませんよっ!!」