どこからともなく声だけが聞こえてきた。



「その必要はない。
さっき他の二人が終わった。

お前が最後だ」



空間の床や壁が動き出した。



日向は九尾の口から吐き出された。



玲子と月島のそばに落とされた。



三人は顔を見合わせた。



九尾が言った。



「後はお前たちに任せたぞ」



九尾はだんだん縮んでいった。



最後に子供位の大きさの石像になった。