―夜中―
私は、また、あの夢を見る。


今までは、風のようにドアのまで行ってたが、今日は違うかった。

…夢ではなく現実みたいになったのだ。


私は怖くて歩くのが怖かった……

たった一人……

ドアを開けると二つになり、また開けると三つになりの繰り返し…
そのせいで、来た道が分からなくなり、とうとう、迷子になってしまった。


(どうしよう………)私は、頭の中が混乱し、そして走りながら、ドアを開けて行った……


出口が見つからない…

そう、私は、鳥籠にいれられた鳥のように、
夢から出れなくなってしまった………。


私は、ドアを開けて行った。

何かから逃げるように………