無我夢中で走って、気づけば保健室の前にいた。 保健室の扉には先生は出張中だという看板がかけてあった。 とりあえず中に入ろう… 私は保健室の扉を開け、中に入った。 室内は消毒液などの薬の匂いが漂っている。 私は薬が入った棚の近くの椅子に腰を下ろした。 「はぁ…」 ため息が出てきた。