するとなぜだろう、 上が無償に気になった。 この学校には他学年の階にはいっちゃいけないというルールがある。 たしか、後輩との喧嘩を防ぐためだっけ。 けどそんなのお構いなく、何かに引き付けられるように階段を登った。 最上階への階段にさし掛かったところで、人影が見える。 一段一段近づいていくと気づいたことがあった。 その人影は………、君に似てる。 さらに、何かを呟いている。 階段を登っていた足を止め耳を澄ました。 人の名前を呟いてる……、誰のことだろう。