唇を離し、目と目が合う。



「本当に
俺なんかでいいの?
俺は亮佑みたいに
センスねーし。
それにアイツよりエロいし。
んで何よりも
独占欲強いから。
勝ってるのつったら
背ぐらい。」



たぶんこれ言ったら
顔真っ赤だろうけども。



「零がいい。」



よくできましたって
言う代わりにあたしの
零がすごい笑顔で頭を撫でた。


あれ?


零ってこんな
カッコよかったっけ。