「も、もしもしー…。」



『もしもしじゃないよ!!
早く帰ってきな!!
ま~た木島さん家に
迷惑かけて!!
今日帰って来なかったら
家いれないからね!!』



耳が痛くなるほど
大声出していたから
涼にも聞こえていた。



「帰った方がいいでしょ。
さすがに…。」


やだ…。


私は…



「涼と一緒にいたいよ…。」