秘密のキッス

〜次の日〜

珍しく梨亜が休みだった

ガラッ

竜樹先輩が勢いよくドアを開けた

きっと梨亜に用だろう…

「あっ、先輩今日梨亜やすみですょ」

「あぁ〜違う唯菜ちゃんに用」

えっ…あたし?
なんだろうと思う半面少し期待していた。

「唯菜ちゃんちょっと図書室いこぅ」

「あっ…はぃ」


ガラッ

「「失礼しまぁす」」

「誰もいねぇな」

「ですね」


…………!!
いきなり視界が先輩の顔につつまれた。

「んっ…」

状況を理解するのに10秒程かかった。

「唯菜ちゃん。俺の女になってよ」

「梨亜がいるじゃないですか」

「俺コクられたら振れないタイプだから(笑)」

「でも…」

「俺のコト好きなんだろ?」

コクリ

私は首を縦にふった。

「カレカノだな梨亜には秘密な」

「わかりました」

こうして決して周りに公開することない私たちの交際がスタートした…