シオン


「心配したよ・・・」


いつでも
君は優しいね・・・


なんか
申し訳ない

「まだ具合わるい?」


また
私の事ばっかり

「うん」


仕事も休んでるんでしょ?


「昨日さホントびっくりしたよ
急に苦しみだすから
病院に運んでもらった・・・
声かけても反応しないし
どうなることかと思った」




「ごめんね」


「ううん花音ちゃんが元気で安心したよ」

ほんとは
休みたいんでしょ?

優くんは優しいから

休みたい

とか言わない・・・




「ねぇ
さっき何お医者さんに言われてたの?」



優くんの顔が変わった

「あー
んーとね・・・」

何!?
悪い知らせなの?

でも
私の事だし
知りたい



自分の事は
自分で分かっていたい



「教えて?」


「んー・・・」




「うん」

一瞬考えて頷いてくれた




何を言われるんだろう・・・


「あのね
さっき・・・」