シオン


優くんごめんね

まだ

信じる事
無理かもしれない



ごめん




いつの間にか着いたところは
シオン畑だった
父の花を採った・・・


でももう
季節は違うから


「咲いてないよね」


シオンを見たら少しは
楽になるかなって

思ったんだけどな・・・




はぁ


「あっ」


1つ
1つだけ咲いてた


雨に濡れて
弱ってるけど・・・


やっぱり
見ると落ち着く

「シオン・・・」

悪い心が治っていく気がする


自然と涙は止まっていた



「花音ちゃん・・・はぁっはぁ」


優くん?