遼は、網諦めたらしく、机に戻った。

私は、耐えられなかった。

裏切られても、友達だし。

「遼、プリならまた取ればいいじゃん・・・。」

「は、前から思ってたけど。マジうぜぇぇんだよ」

由紀と、遼は、その場から立ち去った。

「ウチ、これからどうしよぉか・・・・。」

 その日の夜、かばんに入れといた。

遼のプリ帳、返すことにした。

いつもより20分早く、チャリに乗り学校に行った。

早く、早く、

プリ帳を入れた。

真っ黒になった。プリ帳を。