恋色和音




なんて、ね。



窓の桟から手を離し、夕日から目を背けた。


先生と同じことをやってみれば、分かるような気がしたけれど、分かる訳ないよね。


何してるんだろう、私。



なんて、心の中で自分に苦笑いして見せた。