恋色和音




先生とのいつもの場所に辿りついたけど、先生はまだそこにいなかった。


私は、いつもの先生のように窓の桟に手を置いて、窓から見える夕日を眺めてみた。


――...先生の真似。


ここで先生は、何を思っていたんだろう。


何のことを、
誰のことを、


考えていたの――...?