恋色和音




「じゃあ、これからは一緒に登校しようよ」


私がそう言った途端、麗奈の顔はぱあっと笑顔に切り替わった。


「いいの?」


「うん、麗奈がよければ」


「やったあ!」


小さな子供みたいに、無邪気に喜ぶ麗奈を見て私も思わず笑顔になった。