「いい子ぶってなんかないから」 スタスタと自分の席へ向かい、冷たくそう答えた私。 ――ああ、早く帰りたい。 さっさと荷物取ってここから立ち去りたい。 そんな思いを頭の中にめぐらせているのに、追い討ちをかけるように麗奈がまた話しかけてきた。