恋色和音




「先生も、早いんですね」


「ああ、吹奏楽部の朝練見に行ってたから。コンクール近いんだ」


そっか、先生は吹奏楽部の顧問だった。


「頑張ってください」


私は先生にニコッと笑顔を向けた。


「ありがと」


そう言って、先生も私に笑顔を返した。