「ううんっ、私だって...っ、今までずっと意地悪してきてごめんね......っ」


麗奈はぎゅっと私を抱きしめてきた。


小さくて、壊れてしまうそうで。



「寂しくて、見てて麻奈美が悔しかった――...。離れていったのに、いつだって学級委員として皆に頼られてて......。私のこと、どうも思っていなかったんだって、そう思っていたから」



「そんなこと、ないよ――...っ」


だって、麗奈のこと、本当に大好きだったから。


私もぎゅっと力を込めて抱きしめた。