「絶対、嫌いに思ってるはずですよ。待ってるとかそんな、ありえないです」 「そうかな、俺はそう思うよ」 ――また、先生は夕日を見上げた。 私もつられて夕日を見上げた。 少し、夕日のある場所がさっきよりも下がってきていた。