「あ、えっと、橘先生探しているんですけど......」


「橘先生なら吹奏楽部の顧問だから、もう部活の方行ってるんじゃないかな」


「あ、そうですか......ありがとうございました」


じゃあ、橘先生の机の上にプリント置いておけばいいよね...。


そう思って橘先生の机のところへ行き、プリントを乗せた。


先生の机の上は、綺麗に整頓されててマグカップが一つ乗っていた。


それを見て思わず何故か笑みが零れそうになったけど必死に堪えた。