「な、なんでそう思うの...?」


ああ、きっと私の顔はりんごみたいに真っ赤だ。


「そんなに一生懸命に先生のために何かするって言ったら気に入られたいとか、好きだからってことじゃないの?」


確かに、そう...だったりもしますね。


「こんな問題児の分までさー。ってかこのプリント白紙だけどいい?何も書いてないんだけどさ」


そう言われて、菊川君の渡してきたプリントを見て目を丸くした。


うわ、本当に真っ白だ。