恋色和音





ん、と言って菊川君は手を差し出してきた。


何だろ、なんて思っていると、菊川君は言った。





「...っほら、伝えに行くんだろ?」


「うんっ......」






―――...ずっと、大好きでした、って。



それが私の、一番伝えたくて、秘めていた思い。