次の日の朝。

学校に登校した後、私は、保健室のベッドで横になっていた。


麗奈には、ちょっと気分が悪いから、と言って。


だけど、麗奈には分かってしまったと思う。


ここへ来た、本当の理由。



保健室の先生には、帰る?と聞かれたけれど、大丈夫です、と笑顔で返した。



だって、気分なんて悪くなかったから。


逃げたかった。


先生との、お別れから。