恋色和音





「一度傷つけられたことより、絶対。先生と付き合えたことの幸せのほうが大きいはずだから」



――...だから、きっとね。



「今の彼女さんはきっと、先生のことで傷ついてなんかない。幸せでいっぱいです」




傷は、必ず治せる。


それは、好きな人といられることだとか、いろいろな幸せで。