恋色和音





麗奈は、少し躊躇ったけれど、話してくれたんだ。


もう一つの、真実を。



「...........先生の彼女って、私の、お姉ちゃんなの...」


「――――.......え?」


時間が止まってしまったのだろうか、ってそんなくらい。


そう言われた瞬間、周りの全てがスローモーションに見えてしまった。



「先生が、私の家に来てお姉ちゃんと話していたことがあって、聞いたら、二人は付き合ってるって」