皆の視線の先は教室の前扉

私達もそこに目をやった

そこに立っていたのは
先生でもなく、生徒でもない

いや、これから生徒になるか



紛れもない 転校生だった







これが、私の運命を変えるキッカケとなるのだが、
このときの私は知る余地も無かった