天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅠ

「え…」

その電子音声。

秋帆には覚えがあった。

「キャビー…?」

「…………」

秋帆の問いかけに、静かに頷く謎のロボット。

「キャビーって…」

逆さ吊りのまま、雛菊が驚愕の表情を見せる。

「秋帆君、私に隠れて外国人の金髪女と浮気をっ?どこで知り合ったの?修学旅行の時にもう二股かけてたのっ?」

流石スペシャルバカの姉、ナイス天然。

「ちっ、違いますよっ!」

アタフタする秋帆。

「雛菊ちゃんを逆さ吊りにしているそのロボットは、僕が大切にしていたキャリーカーで、名をキャビーというんです。最近家出してしまって、ずっと探していたんですけど…」

まさか人型に変形して、更には雛菊を追い回していたとは…。