「で?何やねんな先生」

めんどくさそうにジ○ンプを読みながら言う琉。

もう既に話を聞く気ゼロ。

「琉、お前、よく恋愛相談とかされるらしいじゃねぇか。バッサリ決めてくれるからいいって、啓太が誉めちぎってたぜ?」

「啓太?ああ、アリスカの彼氏もどきのな。そういやジロー先生の身内やったっけ、啓太」

琉、尚もジ○ンプをガン見。

「そこで折り入ってお前に相談なんだけどよ」

機嫌を窺うように言う虎次郎に、教師としての威厳はない。

「ろ、龍娘先生…俺に気があると思うか?」

「ないやろ」

琉、即答。

「バッサリすぎんだろっっっ!」