立ち上がりつつも、また鬼太郎ヘアを掻き揚げる麗。

「そんな嫌わないでくれよ…俺は琉みたいな気の強いチビッ子が好きでさぁ…」

「誰が豆粒ドチビや!」

二度目の回し蹴りは虚しく空を切る。

というか、『豆粒ドチビ』までは言ってない。

「君みたいな小柄な気の強い女の子見てると、組み敷いて自由を奪って動けなくしてから、ネットリタップリネップリ虐めたくなるなぁ、うへへへへへぇ…」

(き…)

短めのスカートからスラリと伸びた琉の脚に、鳥肌が立つ。

「キモッ!クサッ!キショッ!」

「そしてその様子を余す事なく撮影して、アングラサイトで動画配信っていうのはどう?一躍人気者になれるよ?琉」

「ウチはアダルト女優か!そんなん嬉しないわボケェッ!」