2回目の初恋!?


由花は自信満々にそんなことを言ってのけた。



どこにそんな根拠があるのかすごい不思議なんですけど……。



でも、由花の勘は9割がた当たる


何でもネガティブに考えがちのあたしとは違って、全てをポジティブにとらえて直感で判断するのが由花の考え方



じゃあ、今回も当たるかな!



少し期待して明るく言った。



「そーだよね!また同じクラスとか運命だったりして」



すっかり元気になったあたしはニヤニヤしながら言った。



「運命か……そうかもねっ。てそうじゃなくてうちは男にも女にもそんなの感じないからぁ〜!」



「えー!なんでぇ!?あたしショックだわー」



二人でふざける。



本当は分かってた。由花は照れ隠しで強気なこと言うけど、実は嬉しかったんだと思う。



「もう!キモいし…」



えっ、キモい!?
さすがにひどすぎるでしょ……
ちょっと本気にヘコんでたら



「あっ!クラス貼り出されたよ!!見に行こっ。」



問題のクラスが発表された。


あたしのことはお構いなしで先へと進んでいってしまう由花。


「えっ……!ちょっと待ってよっ!」


なんとか由花に追いついたとこで、掲示板を見た。