「いや、うちの家遠いじゃん。だからしょーがないの。」
確かに由花の家の方が遠い。
でも、500メートルぐらいだから関係ないと思うけど…。
ま、もうこれ以上言ってもどうせ負けるからいいや。
「はいはい、ごめんごめん明日からは一緒に学校行こうね。ちゃんと待ってるからね!」
「うん。よろしく。」
この話がまとまった頃中学にも到着。
もういっぱい人が集まっていた。
「ねぇねぇ由花?」
「ん?何?」
「また同じクラスになれるかな?」
これがあたしの一番気にしていた事。今までずっと一緒だったから、やっぱり不安だった。
「だいじょーぶだいじょーぶっ。うちの勘は外れないからさ!」

