ある日の昼休み。 早めに給食を食べ終えたあたしと由花と茉莉は3人で楽しくお喋りをしていた。 話の流れは自然と恋バナへ…… 「咲良って好きな人とかいるの?」 茉莉に突然聞かれた。 「えっ?いないよー!いるわけないって!」 自然と出た否定の言葉。嘘をついたわけでも、誤魔化したわけでもない。ほんとにそう思っからそう言っただけだった。 でも、つぎに茉莉に言われた一言によってあたしの心はかき乱される事になった。