兄は、意地悪

ガラガラッ

ドアが勢いよく開いた。

「こんにちは」

先生が言う。

「いつも、すみません」

駿にぃの声だった。

「熱が40.2度ありまして、帰らないと言ってたのですが…」

40.2もあったんだ…

「40.2ですか?! すみません。」

駿にぃがベッドに向かってきた。

「はるか、帰ろ」

ゆっくり体を起こしてくれた。

駿にぃが荷物を持ってくれ、私の体を支えながら先生に一言言い出た。

「ありがとうございました」