「おぃ!」

いきなり怖い声が聞こえた。

「雄にぃ! 心臓止まるかと思った…」

「そんな事よりいつまで食べてる! というかほぼ食べてないじゃん」

「だって食欲ないし…。」

「少しずつ量増やせよ。」

「うん…」

「点滴するぞ」

「あ、トイレ!」

「じゃあ俺も行く」

「来なくても大丈夫。子供じゃないし」

「そうじゃなくて… 逃げ出すから」

「ばれちゃったか」

「ほらやるぞ」

「うん…」