そして入院生活が始まった。

次の日。

「はるか、いつまで寝てるんだぁー。朝ごはんだぞ」

修にぃの声だった

「うん…」

「まだ具合悪いか?」
「うん、ちょっと」

「熱計ろうか」

「うん。

「いつも雄にぃと修にぃは、一緒なの?」
「まぁ、そうだな」

ピピピピ♪

「何度だった?」

「37.9」

「まだ熱あるね。ごはん食べたら点滴しような」

「やだ」

「また昨日みたいになるぞ」

「じゃやる…」

「じゃあな」

ゆっくりごはん食べて点滴を遅らせようとした。