兄は、意地悪

「暇だし勉強しよ」



「あっ、駿にぃが持って行ったんだった」

「暇だなぁー」

「はるかー、採血するぞ」

そう言いながら雄にぃが入って来た。

「遠慮しとく」

「いや、やってくれなきゃ学校行けるか決まらない…」

「しょーがないな」

「すぐ終わるから暇しとけよ」

「もう暇してるから」

「そっか。はい終わり」

「さすが雄にぃ! 早いね」

「当たり前だ! じゃあまたな」

「ばいばーい」