次の日。

「はるか、熱計れ」

雄にぃに起こされた。

「雄…にぃ。」

「どうした?苦しいか?」

「息、しずらい」

「吸入機持ってくるな。待ってて」

「うん…」

ピピピピ♪

『38.2…。絶対、なんか言われる』

雄にぃと駿にぃが来た。

「体温計鳴ったか?」
「うん」

「何度だった?」

「37.2」

「嘘つくな。もう一回計れ。」

あっけなくばれた。

「吸入するぞ。息止めるなよ!」

「なんで?!」

「昨日、止めてたから。」

「ばれてたか…」

「バレバレです」

ピピピピ♪

「かせ。」

「38.5。雄太郎、点滴追加と注射」

「りょーかい!」

「ゆっくり呼吸しとけよ」

「わかってるって」

「そーいえばさ、1週間後テストだよな?」
「え?1週間後って何日?」

「16日。」

「あああああ!」

「ゆっくり呼吸すれって」

「あ、ごめん」

「今回ゎ諦めてな」

「やだ。受験影響するから」

「無理言うな。」

「その日だけ学校行く。考えといて」

「わかった。」

「あと問題集買って?」

「わかった。」

「持ってきたぞ」

「ありがと。」

そして、点滴を追加された…。

「手出して」

「うん」

注射もされた。

「じゃ、勉強頑張れよ」

そう言い退室した。