「普通は陽斗だろ?」 「悪かったわね、普通じゃなくて」 「って、オレも物好きか……」 「ひどっ!」 優斗と顔を見合わせて笑ってしまう。 すごく穏やかな顔。 雑誌に載ってるような作った笑顔じゃなくて、心から笑ってる優斗の笑顔。 そんな笑顔が見れるだけでわたしはうれしくなってしまう。