「オレ、みんなから何て言われてるか知ってるだろ? 今日は違うけど、いつもは見た目もあんなんだし? 陽斗のほうが……」 「見た目なんて関係ない!」 わたしの声で優斗が目を丸くする。 「だって、髪がボサボサでも真面目でも、優斗は優斗じゃん。 上手く言えないけど、陽斗とは雰囲気だって全然違うし……わたしは優斗がいいんだもん」