何か今、ものすごく失礼なこと、言わなかった? てか、覚えてない話と彼氏と何の関係があるのよ。 「まぁ、いいわ。それよりさ、今日、ヒマなんだろ?」 陽斗が起き上がる。 「……まぁね」 「じゃぁさ、オレに付き合ってよ。行きたいとこあるんだよね」 「ちょっ……」 わたしの返事を聞く前に陽斗が手を引っ張る。