「せっかく話すキッカケできたのに?」 「あのさぁ……」 「いいじゃん。とりあえず聞いてみてよ」 「ってか、気になるなら夏美が聞けばいいじゃん」 「若葉も気になるでしょ? わたし、優斗くん、苦手だしねー」 こ、こいつは……。 わたしが優斗に聞くなんて時限爆弾しかけたのを忘れてて、自爆するようなもんじゃん! しかも、話しかけても答えてくれなかったらわたしにはショックしか残らないでしょ? そんなにわたしを落としたいかっ!!